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株式による資金運用(3つの命題)

「金融市場」が投資家のための「資産運用市場」 として変革
株式運用の必然性が上昇、
運用しないまでも、保有株式、融資先企業、市場にあふれる
金融商品への市場評価に対する適切なリスク判断が必要。

運用開始の条件
運用を株式始めるにあたり、「投資スタイル」の確立が必要

「運用を行う際の運用方針・運用哲学を明確に定義したもの」。
それなくしては「運用」そのものが存立しない。
それらが定義され、実践の意味を持つ、条件。

【条件】

@ 資金運用の運用対象が、「普遍的なパフォ−マンス特性」を有し、
  の運用スタイルとは異なる独立した運用方法

A 「優れたパフォ−マンス」獲得のために合理的であり、且つ実際的
B 客観的判断が平易であり、検証に耐え得る論理構成

 運用スタイル導入の狙いは、定量的管理手法に基づく投資パフォ−マンスの向上を図ること。

運用哲学
『リスクへの挑戦』[T.ダニエル]『三つの命題』(参照)
金融機関が他の企業と根本的に異なる点は
事業会社がリスクを回避するのに対し、
金融機関は収益をあげるためにリスクを追求し探し出さねばならない。

この違いが金融機関の繁栄を図るためのカギ。

リスクは金融機関の行動の全てに浸み込んでおり
リスクの十分な理解が収益と安定をもたらす。

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課題、
@ 運用枠は決まっており、現状維持を続けざるを得ない。
A 債券偏重の運用にリスクを感じ、資産分散によるリスク軽減を意図。
B株式・派生商品の運用に携わる人材が、10年来の株式市場低迷で育成されていない。
C 運用の幅を広げ、手法を吸収し、運用スタイルを確立したい。

そのためにはインデックス運用。IT運用手法、
現代投資理論に基づいたポ−トフォリオ運用等を広範囲に利用したい。

基本的《投資スタイル》
@ (定義)………運用にあたり、投資哲学及び投資方針を確立。
株価決定要因ついて、あらかじめ合意。
結果として、現実の運用成果が偶然ではなく、
運用方法の合理性が収益を生むという実証を得る。

投資スタイルの種類

[投資スタイル分類
推奨

《企業規模》
低PBR ヴァリュ−型 グロ−ス型 高EPS成長
低PER 高収益

高利回り 市場型
高ヴァリュエ−ション
Cyclical 小型 消費.サ−ビス産業

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規制産業 《成長性》 健康.ハイテク産業
【グロ−ス型】

※ 市場平均を上回る成長性を持つ銘柄を
見つけ出そうと努力するもの。

特徴;平均以上の株価倍率(PER)を容認する。
株価に反映していない成長性に注目。

優良株(消費、サ−ビス、医療、テクノロジ−)中心
景気循環型や防御型(市場感応度の低い)に
ウエイトをおかない。

《継続的グロ−ス型》(Consistent growth)

継続的な成長が見込める優良銘柄に重点

消費関連業種の代表銘柄に投資。

株価倍率は極めて高い

特徴;成長性や収益性が市場平均以下

絶対PER(株価収益率)、
相対PER(他銘柄との比較、過去との比較)
配当利回り(配当/株価)、PBR(株価純資産倍率)

《利益モ−メンタム型》(Earnings)
利益成長の変動性が高く、
成長加速の銘柄に投資。
業種のこだわり無し。
【ヴァリュ−型】
※ 市場センチメントが悪化し、
株価が下がったとき魅力的な投資対象となる。
《逆張り型》(Contralian)
資産に比べ割安銘柄を集中的に投資。 大幅下落銘柄や 無配、赤字銘柄に投資。
《低PER型》(LowPER)
理論株価に比べ割安銘柄が対象。 防御型、景気循環型、不人気銘柄。
《利回り型》(Yield)
最も保守的なヴァリュ−投資。 市場平均に比べ高配当銘柄に投資
【市場型】
※ ヴァリュ−、グロ−スの区別は無く、
景気循環の全ての局面で市場平均と同等。
【小型】
《小型ヴァリュ−型》 投資家の関心が薄い、

資産、利益、売上げに対し、割安なもの
《小型グロ−ス型》・特に成長性の高いもの
《小型市場型》・小型成長割安銘柄に分散投資

自らの調査で付加価値のある運用可能
特徴;低配当利回り、
ベ−タ(市場感応度)が高く、
残差リスク(銘柄固有の動き)が大
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金融機関が存在する根本的理由
第一の命題
・リスクの探求に努め、価格リスクの識別(良好か劣悪か)によって繁栄
・「対価の支払いを伴うリスクの吸収:(仲介:助言)」
【評価スキル】 リスクの識別、良否の選定と誤りに備えた「行動選択権」の作成
【柔軟性スキル】 迅速なリスク機会の補足と組織的な状況変化への適応
【弾力性スキル】 回避し得ない損失発生後への対応

三つのスキルによって、評価優位のマ−ケットや取引きを選別、
好条件獲得のため行動。
可能な最高の収益を獲得。

第二の命題
リスクから収益を得るための要件として、
シェア拡大、コスト管理、カスタマ−.サ−ビス優位から、
独自の方法を構築。
リスクと収益バランスのマネ−ジメントにおいて、さらに五つの戦略を必要とする。
【セグメンテ−ション戦略】 コンピュ−タ−による膨大なデ−タ-のリスク分離
【インサイダ−戦略】 内在する特異なリスクに対する、合法的な内側からのリスク判断
【テクニカル戦略】 大量の価格推移情報分析し、価格予知の変動パタ−ンの発掘
【推定戦略】 外部要因の調査と判断からの将来価格の推定
【スケ−ル戦略】 規模に依存して発生し得る損失を受容する
第三の命題 【経営手法】
、「リスク判定のスキルをもって、
収益戦略に沿ったリスク.テ−キングが金融機関の使命」
安定性重視の運用戦略が収益性重視へ変化。
日本の投資家の92%は“BUY AND HOLD”の投資姿勢

運用の巧拙が真の意味で問われる時代
時価主義に伴って、期間収益追求が顕著。
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基本的《投資スタイル》

@ 投資スタイル
「投資スタイル」の定義………運用にあたり、投資哲学及び投資方針が確立。
株価決定要因ついて、あらかじめ合意。

結果として現れた運用成果が偶然ではなく、
運用方法の合理性が収益を生む
という実証を得る事が可能。

A 投資スタイルの種類
グロ−ス型】 (Growth)
ヴァリュ−型】 (Value)
市場型】   (Market−oriented)
小型】    (Small−capitalization)

投資スタイル分類図

《企業規模》
低PBR ヴァリュ−型   グロ−ス型 高EPS成長
低PER 高収益
高利回り 市場型     高ヴァリュエ−ション
Cyclical          小型 消費.サ−ビス産業
規制産業 《成長性》   健康.ハイテク産業
(戻る)

【グロ−ス型】
※ 市場平均を上回る成長性を持つ銘柄を見つけ出そうと努力するもの。
特徴;平均以上の株価倍率(PER)を容認する。株価に反映していない成長性に注目。

優良株(消費、サ−ビス、医療、テクノロジ−)を中心に選択、景気循環型
防御型(市場感応度の低い)にはウエイトをおかない。

《継続的グロ−ス型》(Consistent growth)
継続的な成長が見込める優良銘柄に重点を置き、消費関連業種の代表銘柄に投資。
株価倍率は極めて高い場合が殆ど。

《利益モ−メンタム型》(Earnings)
利益成長の変動性が高く、成長が加速していく銘柄に投資。業種へのこだわりは無い。 《企業規模》

【ヴァリュ−型】
※ 市場センチメントが悪化し、株価が下がったとき魅力的な投資対象。

特徴;成長性や収益性が市場平均以下の多い。
絶対PER(株価収益率)、相対PER(他銘柄との比較、過去との比較)
配当利回り(配当/株価)、PBR(株価純資産倍率)
低PBR ヴァリュ−型 グロ−ス型 高EPS成長

《低PER型》(LowPER)
理論株価に比べ割安銘柄が対象。防御型、景気循環型、不人気銘柄。
《逆張り型》(Contralian)
資産に比べ割安銘柄を集中的に投資。大幅下落銘柄や 無配、赤字銘柄に投資。
《利回り型》(Yield)
最も保守的なヴァリュ−投資。市場平均に比べ高配当銘柄に投資
低PER 高収益

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【市場型】

※ ヴァリュ−、グロ−スの区別は無く、景気循環の全ての局面で市場平均と同等。
高利回り 市場型 高ヴァリュエ−ション

【小型】

機関投資家の関心が薄く、自らの調査で付加価値のある運用の可能性。
特徴;配当利回りが低く、ベ−タ(市場感応度)が高く、
残差リスク(銘柄固有の動き)が大きい。

《小型ヴァリュ−型 資産、利益、売上げに対し割安
小型グロ−ス型 成長性の高いもの
小型市場型

小型成長割安銘柄に広く分散

投資スタイルの特性
【投資スタイル特性分析】

特性
グロ-ス型
ヴァリュ-型
市場型
小型
インデックス
時価総額
超大型
大型
超大型
小型
超大型
中型
小型
大型
超小型
超小型
ヴァリュエ-ション
高PER
低PER
PER:PBR
高PER
PER:PBR
高PBR
低PBR
配当利回
高PBR
配当利回り
低配当利回
高配当利回
低配当利回
成長性
業績変化
業績変化
業績変化
ROE
業種
テクノロジ-
素材.加工
(平均)
テクノロジ-
耐久消費財
耐久消費財
金融.サ-ビス
金融.サ-ビス

規制産業 《成長性》 健康.ハイテク産業
【ヴァリュエ-ション】グロ-ス型とヴァリュ-型は反対の特性。(小型はグロ-ス型と異なる場合あり))。
【成長性】 利益変動性は大きいほど循環的性格が強い
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(※)株価の投資尺度に 基づく用スタイル。

投資分析における最終的目標は、個別銘柄の投資収益率を的確に予測すること

《投資尺度》

《投資尺度》

「価格」表示尺度 価格 (株価)を表わすもの。
「価値」表示尺度 企業価値を表わすもの。 『価値尺度』 株式の内在価値を表わす指標

「投資分析」における企業の財務分析の視点は貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)

アプロ−チの方法

「絶対分析法」 実数を同業他社と比較、過去数字と比較
「比率分析法」 規模の差を超えて比較(財務諸比率)
(※) 株式投資尺度としての「価値尺度

株式の証券としての本源的な価値に根ざしており

「支配証券」、「物的証券」、「利潤証券」

特に利潤証券としての側面を重視。

株主の権利 株式の性格 投資尺度
経営参加権
経営支配権
配当請求権
利潤証券
利回り(配当)株価収益率(PER)
財産分配権
物的証券
株価資産率(PBR)
『価格尺度』

(価格推移のトレンドとパタ−ン把握の指標)
日本の罫線と米国のチャ−ト (投資家心理を表象)
※ 投資タイミングの決定と、投資戦略における
数量配分に不可欠

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理論的背景

資本還元思想 現実資本(設備等)に対する擬制資本(証券)の価値測定
[将来得べかりし利益を、一定の利子率(金利)で割り引いた現在価値]

配当割引モデル(DDM;DividendDiscountModel)
[投資価値とは将来支払われる配当金無限流列の現在価値]

E市場全体に対する考え方
CAMP(Capital Asset Pricing Model) 資本資産評価モデル
効率的市場仮説 市場は効率的であり、平均以上の成果は不可能。)
APTモデル (Arbitrage Pricing Theory裁定価格理論モデル

(以上、投資スタイルへの基本的概念を踏まえ、運用実務を開始)。
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《運用実務》
より良いパフォ-マンス追求

資金量、運用期間、期待収益率、運用対象、運用費用、運用能力
(これらを考慮してた運用計画を作成)。

『運用スタンス』

『市場から得られる情報に対し、
他人に比べ、自分だけは有効な情報が引きだせる』。
市場に存在すると思われるマ−ケト.リスクをリタ−ンとして獲得
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(現代投資理論)
『アクティブ運用』 期待リタ-ンも高く・リスクも高い
パッシブ運用』 期待リタ-ンも低く・リスクも低い
運用成果判定、
『絶対評価』 投資コストに対してのリタ−ン
『相対評価』 ベンチマ−クに対してのリタ−ン

運用方法、

『ポ−トフォリオ運用』 3銘柄以上に投資、リスク管理により運用
『パフォ−マンス運用』 リスクを容認し、積極的に短期的値上がりを追求

運用戦略

『ティルト戦略』
アノマリ-現象に注目して運用
『ストラテジ−戦略』
相場動向を予測し、仮説に従って運用
『フィルタ−戦略』
クラスタ−分析の確率的統計に基づき運用

※ 「TARGET」「TERM」「TIMING」、後は「ACTION」あるのみ。

【TARGET】 マ−ケット.リスクを具現する銘柄へのリタ−ン.アプロ−チ
【TERM】 目標リタ−ン実現可能期間の算定
【TIMING】 最高パフォ−マンス達成への投資時機の選定
【ACTION】 運用ル−ルの厳格な実行

運用計画
運用ル−ルにおけるロスカット.ル−ルは厳格に実行。
評価規定に基づくリスク管理の遂行徹底。
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《ファンド概要》

《ファンド設定の目的》 株式運用におけるスキル獲得
《運用資金量》
設定額; ファンド本数;1本 金額;(2000万)
《運用担当者》
(1名);
《運用期間》
09年02月−09年12月末日
《運用スタイル》
積極運用型
《運用ル−ル》
運用総額(20%)で運用終了

《仮決定条件》【ファンド特性】
(案)(ファンド)に特徴をもたせ、運用ヴァリュエ−ションを獲得する。

@ F システマティクに短期ディ−リング による収益獲得を目指す。
A F リタ−ン.アプロ−チにより、収益の最大化を目指す。
B F ポ−ト.フォリオ分析を取り入れパッケ−ジ運用を目指す。

【管理】運用方針会議、(毎月末)運用チェック(毎日)

《運用方法》

@ F 短期売買システムから銘柄選別
A F ヴァリュ−&テクニカルにより銘柄選別
B F 投資環境分析とストラテジ−戦略により銘柄選別

具体的な運用技術は上記細目が決定次第

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