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PF作成(7) 組み合わせ】 

・『自分の投資スタイル』を決めてから、投資に臨むのが、投資の基本であるが、
実際には、そうしたスタイルに合わせた銘柄を購入したつもりでも、
見込み違いもあれば、市場環境は常に変動する。

(自分の思惑通りに、相場が展開することは、まずない)と考えておかねばならない。
つまり、そうした市場変動に対応して、
『銘柄の見切り、入れ替えを行っていく』のが運用である。

ところで、実際に株式運用を行う場合、基本的には『資金を5分割する』のが適切。
全額を、銘柄購入に当てるにしても、5銘柄が限度であり、
それ以上の銘柄数になれば、市場リターン以上の利益は得られない。

そればかりか、『市場リスク以上の値下がりリスクに晒される』ことを肝に銘じておかなければならない。
従って、通常は3〜4銘柄と全投資金額の20%の現金を保有する形が、効率的な運用形態となる。

さて、もう一度、「運用」について考えてみれば、
運用は「確実性」・「収益性」・
「効率性」の三つの要件を、
如何に組み合わせて、好パフォーマンスを獲得するかという事業だと認識される。

「確実性」と「収益性」とは相反する性格を持ち、「確実・小利」と「不確実・大利」の選択が迫られる。
更に「時間」の制約が果たされることで、「早い・小利」「遅い・大利」の選択もしなければならない。

しかし、同時に「早い・不確実」と「遅い・確実」という関係もある。

従って、「早い、確実・小利」という「効率性」を重視し、
チャンスが来れば「大利」を目指すのが、現代の基本的な運用スタイルと考えられる。
率直に言えば、「儲け易さ」を目指すのである。

儲け易さから言えば、(17通りの運用スタイル)からは、
グロース、バリューにこだわらない、自由な投資スタイルの「市場標準型」が優れているが、
それなりの研究や努力が要求される。

また、17通りの運用スタイルを目指すにしても、
銘柄は「値位(低位;ネガサ)」「人気(仕手;優良)」「規模(大型;中型;品薄)」の、
(組み合わせ12種類)の属性から選択しなければならない。
既に、運用中のポートフォリオは、それらの組み合わせの、どれかになっているハズである。

実際に (ポートフォリオ;以下PF)を想定すれば、次のような組み合わせが想定される。
(低位;仕手;中型)(低位;優良;大型)(ネガサ;優良;品薄)
(ネガサ;優良;大型)
といった場合(Cf)「大成建設;東京ガス;東京エレク;トヨタ」を考えてみる。

国内景気による、「金融相場;業績相場」の別、
或いは、為替の影響による、「内需関連;外需関連」の別、
市場の活況度による、「大型株相場;小型株相場」の別と
株式市場は大概、この(三大要因)によって動いている。

前述のPFでは、どの要因による局面が来ても、
PF全体の投資効率は高まるのは不可能に近い。

(何かの銘柄が上がっても、他の銘柄は下がっているか、動かない状況)に陥る。
PFに狙いがなく、非常に儲け難いPFである。

しかし、(ネガサ;優良;品薄) を
(低位;優良;中型)「大成建設;東京ガス;(郵船);トヨタ」に変えれば、
内需関連・低位株相場では、儲けることは容易となる。

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